三次市景況調査とは
三次市内の商工業者の経済動向を迅速に把握するため、地場産業を始めとした各産業の季節感・景況感・見通しを含めて四半期毎に調査を行っています

| 1.調査時点 | 令和8年3月 |
| 2.対象地区 | 三次市内 |
| 3.対象企業 | 三次商工会議所会員事業所 480社 |
| 4.調査方法 | 記入式によるアンケート調査 |
業 種 小売業 卸売業 製造業 建設業 運輸
交通業観光
サービス業全業種 回収率 合 計 71 21 32 59 15 48 246 51.3%
|
季節的な反動減と物価高が重なり 景況感は一段と悪化 |
| 令和8年1~3月期 三次市景況調査[概要] |
|
今期(1~3月)の調査結果を見ると、自分の事業所の状況をどう見ているかを示す業況D.Iは、全業種平均で▲22.0と、3ヶ月前の前回調査から8.1ポイント悪化した。業況が「かなり好転」と答えた事業所が0.4%、「やや好転」が15.5%で、逆に「やや悪化」が28.2%、「かなり悪化」が9.8%だった。売上D.Iは▲8.0から6.8ポイント悪化して▲14.8。採算D.Iも11.2ポイント悪化し▲32.7となり、収益環境は一段と厳しさを増している。さらに、原材料(商品)仕入価格D.Iは67.9と上昇しており、コスト負担の増加が経営を圧迫している。 今回事業所に対し、「賃上げの実施について」を尋ねたところ、「4月に実施する」が24.1%、「5月以降数カ月以内に実施する予定」が16.4%となり、合わせて約4割が賃上げに前向きな姿勢を示した。一方で、「実施しない」は27.6%、「まだ検討中」は31.9%となっており、対応が大きく分かれる結果となった。 賃上げを「実施しない」または「検討中」とした理由としては、「先行きが不透明なため」が最も多く、次いで「原材料費の高騰によるコスト増」、「売上が減っている、または増えていないため」などが挙げられた。加えて、「賃上げ原資の確保が難しい」、「エネルギーコストの高騰」などの回答も見られ、厳しい収益環境の中で賃上げに踏み切れない事業者が多い実態が浮き彫りとなった。 物価高騰の長期化と価格転嫁の難しさに加え、人手不足を背景とした人件費の増加など、複合的な要因が経営を圧迫している。さらに、今後は中途王情勢の緊迫化、特にイランを巡る動向による原油価格の上昇が懸念されており、エネルギーコストのさらなる増加を通じて、地域経済への影響が一段と強まる可能性がある。 とりわけ当地域においては、小規模事業者の割合が高く、価格転嫁力や資金余力に限りがあることから、コスト増加の影響を受けやすく、今後も厳しい経営環境が続くものと見込まれる。
三次商工会議所 |
<DI (ディフュージョン・インデックス)について>
・DIは景気が上向きか、下向きかを表す指数である。
DIが0より大 : 景気上向き DIが0 : 景気横ばい DIが0より小 : 景気下向き
・DI(%)=(増加・良好などの割合)-(減少・悪化などの割合)
| 生産額・売上額 | : DI=(増加)-(減少) |
| 製品・商品在庫 | : DI=(減少)-(増加) |
| 資金繰り | : DI=(好転)-(悪化) |
| 採算(収益) | : DI=(上昇)-(下降) |
| 従業員数 | : DI=(不足)-(過剰) |
| 業況総合判断 | : DI=(好転)-(悪化) |
PDF形式になります![]()



















